ニーベルンゲンの町

ヴォルムス

ヴォルムス市の公式ホームページには、『ニーベルンゲンの町、ヴォルムス』とあるとおり、ヴォルムスはニーベルンゲンの歌とつながりが深い町だ。ヴォルムスは紀元前のケルト時代にはすでに集落が形成されていて、ドイツで最も古い歴史を誇る町の一つである。5世紀にはブルグント王国の首都として栄えた。この当時のヴォルムスとその周辺が、中世叙事詩『ニーベルンゲンの歌』の重要な舞台であり、英雄ジークフリートの最期の地である。

ブルグント族の英雄叙事詩「ニーベルンゲンの歌」において、ヴォルムスはその舞台となっている。同作品は13世紀前後に成立したとされ、ミンネジンガー(吟遊詩人)などにより語り継がれていった。リヒャルド・ワーグナーの歌劇の題材としても用いられた。

1861年には、19世紀ドイツ最大の悲劇作家といわれるフリードリヒ・ヘッベルが『ニーベルンゲンの歌』を題材にして著した戯曲を作曲している。

フリードリッヒ・ヘッベル   

『ニーベルンゲンの歌』を題材にした戯曲を作曲

ニーベルンゲンの歌の大部分で、ヴォルムスとその周辺が舞台となったことで、ヴォルムスの聖三位一体教会の近くには、2001年8月にオープンしたニーベルンゲン・ミュージアムもある。

ニーベルンゲン・ミュージアム

《ニーベルンゲンの歌》(Das Nibelungenlied)は、中高地ドイツ語で書かれた叙事詩であり、英雄・龍殺しのジークフリートの非業の死と、ジークフリートの妻のクリームヒルトの復讐劇を描いている。

《ニーベルンゲンの歌》はキリスト教化前のドイツの英雄的主題(ニーベルンゲン伝説に基づいているが、それらには口承伝説や5世紀から6世紀にかけて起きた歴史的な出来事や人物が含まれている。

ライン川にかかるニーベルンゲン橋には、高さ53メートルのゲートタワーが建てられている。もともと建てられていた塔の一部は、住居として使用されていたそうだが、1976年からは、8階建ての建物の上部5階はキリスト教教会関連の宿泊施設として使用されているという。下部3階はライン川の水質監視用のシステムとして使用されているそうだ。

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